インタビュー 薬剤耐性（AMR）対策アクションプランの現状と今後
国立国際医療研究センター病院 具 芳明氏
インタビュー 空間除菌の科学的証明を進める院内感染対策の新提案
大幸薬品 柴田 高氏
千葉大学 近藤克則
ノックオンザドア 林 泰臣ウエスト症候群患者家族会 本田香織
埼玉医科大学 田中伸哉
昆布温泉病院（北海道） 小松正伸
感染症の脅威について、いまさら語ることはないかもしれない。年初に日本国内で確認された新型コロナウイルス感染症（COVID-19）は、感染拡大継続中である。COVID-19 への対応が喫緊の課題であるが、感染症は他にもあり、薬剤耐性（AMR）の問題も待ち受けている。わが国では、2016 年４月に薬剤耐性（AMR）対策アクションプランが策定され、小児科を中心に効果をあげている。それが、コロナ禍で抗菌薬の乱用が懸念されている一方で、受診控えにより抗菌薬の処方が減少している可能性が指摘されている。また、感染対策に社会的関心が高まる中、二酸化塩素による空間除菌が注目されているが、有効性・安全性の科学的評価について認知が低い。
