遅れていた治験環境の整備が進み、数十カ国数万例を登録する大規模な国際共同治験に日本が参加する事例が増え始めた。最近実施された抗血栓領域のRE-LYや、ROCKET AF(日本ではJ-ROCKET AF)はその好例だ。これらのClinical trialで日本のアカデミアの中心的な役割を果たした堀正二氏と後藤信哉氏に、最近の国際共同治験の動向や課題、日本の存在感を示すための展望を示していただいた。