2010年4月独法化された国立がん研究センターへ、嘉山理事長が就任してから間もなく1年。さまざまな組織改革を手掛けると同時に、がん難民をつくらないための積極的な取り組みがスピーディーに打ち出され、その活動には常に大きな注目が集まる。 生まれ変わった国立がん研究センターがめざすその先は何か。嘉山理事長の考える日本のがん医療の方向性とともに、実現に向けた医師、看護師、弁護士の取り組みを紹介する。