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再考 うつ病診療
求められるプライマリ・ケア医の診療参加と、抗うつ薬の適正使用 |
増え続けるわが国のうつ病受診者は、2008年の厚生労働省患者調査でついに100万人を超えた。内科などのプライマリ・ケア医が診療に参加する必要性はますます高まっている。同時に、有害事象を防止するために、抗うつ薬の適正使用が極めて重要な課題となってきた。 本誌では、日本うつ病学会の野村総一郎理事長と同学会抗うつ薬適正使用に関する委員会・樋口輝彦委員長に、「うつ病診療の現状と課題」および学会が発表した「抗うつ薬適正使用に関する提言」についてそれぞれインタビューした。また、世界で発売されている新世代抗うつ薬を検証したMANGA Studyを慶應義塾大学・中川敦夫氏に解説いただいた。 |
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[Interview (1) うつ病診療の現状と課題] |
うつ病は多様な疾患と合併 |
日本うつ病学会理事長 野村総一郎 |
[Interview (2) 抗うつ薬適正使用に向けての提言] |
「提言」の基本的考え方は有害事象防止のための対策共有 |
日本うつ病学会・抗うつ薬の適正使用に関する委員会委員長 樋口輝彦 |
[解説] |
MANGA Study を日常診療に生かす |
慶應義塾大学医学部精神神経科学教室 中川敦夫 |