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新型インフルエンザ 第2波への備え |
8月に異例の「本格的流行」宣言が出され、感染拡大と重症例の増加が危惧される新型インフルエンザA/H1N1。5月に国内感染第1号が確認された神戸市の状況を改めて検証すると、国が当初打ち出していた基本方針では対応しきれなかったことが明らかになっている。
本誌では第1波襲来時の神戸市の状況と同市医師会の検証結果をレポートするとともに、『インフルエンザ診療マニュアル』をまとめた日本臨床内科医会の岩城紀男常任理事に新型インフルエンザを踏まえた診療の留意点を解説していただいた
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[検証・第1波襲来] |
医療現場から(1) 神戸市医師会
病原性が上がったときの備え
不安解消をめざす「神戸方式」医療提供体制 |
神戸市医師会会長 川島龍一 |
医療現場から(2) 神戸市立医療センター中央市民病院
準備した病床は2日でほぼ満床に
厚労省に「自宅療養」への転換を進言 |
神戸市立医療センター中央市民病院感染症科部長 春田恒和 |
[臨床対応のポイント] |
実地医家のためのインフルエンザ診療
―新型インフルエンザA/H1N1を見据えて― |
日本臨床内科医会常任理事 インフルエンザ研究班担当 岩城紀男 |