|
救急医療 再構築へのシナリオ |
患者のたらい回しが社会問題となるなど、いま救急医療が揺れている。医療費抑制を根本とする医師不足や後方ベッドを含む医療機関の減少等を背景に、「受け入れ拒否」ではなく「受け入れ不能」となっているのが現実だ。
救急関連3学会は昨年末、「救急医療を再構築するための提言」を提出、具体策を示した。マンパワーの確保、情報システムの整備、搬送・受け入れ態勢のあり方等、セーフティネットの維持・確保に何が必要とされているのか。再構築へ向けた「シナリオ」を検証する。 |
|
[インタビュー・救急医療の再構築に向けて] |
コーディネーター機能の確立が「受け入れ不能」を解消する |
日本救急医学会 山本保博 |
[Report (1) 『高度救命センター』過去・現在・未来] |
救急医療の「最後の砦」、各診療科との共同診療であらゆる重症患者に対応 |
大阪大学医学部附属病院 |
[クリマガ・アーカイブ] |
阪大特殊救急部に見る高次救急の現状 [1983年9月号掲載] |
|
[Report (2) 『2次救急病院』の総合救急] |
年間9,000の救急搬送受け入れ実績、断らない救急の意識づけが全病院に浸透 |
国立国際医療センター戸山病院 |
[Report (3) 『救急搬送』でのトリアージとメディカルコントロール] |
コールトリアージで、適切な救急搬送・受け入れ先選定を実現 |
横浜市安全管理局 |